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Der Araber von morgenから

  • 執筆者の写真: Hisa
    Hisa
  • 2024年9月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年11月23日

ついさっき駐車場で読み終えることができた。素晴らしい。

ちゃちゃっとここまでの経緯をまとめると、日本で第1巻から第3巻まで読み、続きも読みたくなりバンドデシネ専門店でフランス語版の最終巻まで買った。そして何書いているのかわけがわからず、一応通しで読んだが結局理解を諦める。で、ドイツでも売っているだろうと色々探すも、全くもって見つからない。そしてフランクフルトの本屋で最終巻を見つけるも、ドイツ語のレベルがカスなので全く理解できず。辞書の力を借りてやっと半分以上読むも、結局中断。結局そこから3ヶ月ぐらい時間が経ち、デンマークを訪問した際コペンの漫画専門店で、英語版を発見。そこで買ったのは第3巻と第4巻で、すぐに読み終わる。んで、続きを読むためamazon.deでドイツ語版第5巻を買い読破。そして今日第6巻まで読み終わった。


さてこの本は作者自身の変わった人生を書き連ねているわけだが、自分が気になったものは以下の3つ。


移民問題

ドイツに移民は驚くほどたくさんいる。フランスにも同じようにたくさんいることをこの本で知った。YouTubeとかInstagramの情報は当てにならないとは言わないが、ドイツ以外のヨーロッパ各国に話せる友人がおらずその国の現実的な生活の状況を知れない点からすると、この証言は貴重だ。


しかもどちらもアラブ系の移民が多い。Riad自身もシリアとフランスのハーフで、幼少期はリビアとシリアに住んでいた。僕にもシリア人の友人がいるが、とてもいい人だ。なんというか「移民だから」というバカみたいなバイアスはない。誰だってそうなる可能性はあるし、問題はもっと心奥にある。


例えばこのブログでいうと借り物アイデンティティとかは移民問題並びに、個人であるとはという問題に触れている。文化がシャッフルされて訳がわからなくなるというのは、実際起きないだろう。むしろ民族間の対立や結束が増えてしまう結果になる。これから何千年と経ち日本人がドイツ人がシリア人が、そういう区別がなくなり唯の「人」として生きていく時代が来るかもしれない。その時のために、この本を読むのは非常におすすめする。



漫画家志望

漫画家、画家、作家、そのほとんどが大して売れずに死んでいく。その中でも彼は非常に大成した。それがどうして成功したのかを彼自身の言葉と絵(!)で語ってくれる、その上私生活まで!読んでいて「さすがだなあ」という感嘆と、「彼の初期の作品を読みたいなあ→フランス語やんなきゃ!」というジレンマに悩まされる。フランス語…間違いなくドイツ語よりは使う機会が多いだろうが、アルファベット並び替えの言語をまた学ぶよりは中国語の方(でもまずは英語とドイツ語)がいいかな。gptでも翻訳家でも訳してくれればいいものを、英語版でさえないのだから、早いところ訳してくれ。


自伝的な手法で、新たにストーリーを紡ぎ出すのは僕の好きな手塚治虫もやってることで、学生時代のコンプレックスとか悩みをマンガにして表せるのは、いいね。あと面白いことに2人は非常に似ている。また違う作品を読んでみて、もしかしたら比較考察的なことをするかもしれない。たぶん


そしてこの成功談と失敗談(漫画家関連ではあまり書かれていない、私生活の問題の方が不幸続き)が自分の、画家だったり芸術家への意向にひどくつながってきて、面白くも、すごく痛い。


親の問題

これは刺さった。作中の母親の見せるギスギス感が響く。ああ



あとこれからはRiad Sattoufの作品で嬉しくもドイツ語に翻訳されている、Esthers Tagebücherを読んでみたいと思う。


 
 
 

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