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スキルを増やして損はない

  • 執筆者の写真: Tak Yama
    Tak Yama
  • 2024年5月7日
  • 読了時間: 5分

 私たちが大学に入り、就職活動をし、どこかの会社でキャリアを積み、給料が増え、(家族が増え、)貯蓄をもって退職して――― というのが、私たちが持つ「一般的なキャリア」というものだ。順風満帆に行けばワークライフバランスであったり、老後貯蓄であったりという問題も何とかこなしていけるような、そんなビジョンがあると思う。しかし、こんなキャリアイメージの王道が、崩れ始めている。


「フレキシブルな社会」は敵か味方か

 近年、仕事に関する考え方、お金に関する考え方が変わりつつある。一つの会社にとどまるのは安定であるがむしろ古い考え方で、実績とスキルアップを礎とした転職や副業、また貯蓄より資産運用が重要視されている。また働き方でも、「ワークライフバランス」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」などといった単語がちらほらと見かけられるようになってきている。これは仕事と私生活の両立のための標語となり、働き方にさらに変革をもたらしつつあるわけだ。

 しかしここは日本、学歴や年功序列がまっさら消えるわけではないのも厄介である。つまりこれから就職し、資本的な生活を送る私たちには、多様なスキルや社会で役立つ能力と、古来からの学歴や働き続ける力の双方が求められるというわけである。裏を返せば、学歴を持っていればある程度、たいていは満足できるであろうレベルの生活を送ることができるし、スキルも評価されるようになって昇給や出世の機会がより均等に与えられるようになったということだ。しかし、もしある程度以上の生活や、さまざまな機会に巡り合うためには、学歴だけで通用する時代は終わりつつあるということだ。では、私たちがするべきこととは。ズバリ、スキルアップ、つまりフレキシブルな求人を味方につけるための魅力を磨くことである。


機会はある。動機がない。

 しかし、一概にスキルアップといっても、おもむろに資格一覧を眺めても何が何やらわからないし、素よりスキル=資格ではない。そのうえ無限にあるもののすべてが社会で役に立つと言われても、何も実感できないし、場合によっては年齢制限があり、出鼻を挫かれるようなことも多いだろう。この世には様々な機会が転がっていても、それをすべて拾うことなんて万に一つもできるわけがないし、まず拾おうと思えるほど価値のあるものに見えないのだ。

 そこで、何がどう自分に役立つのかというものを一部ではあるが紹介したい。もちろん目指すものによって必要なスキルは三者三様なので、その最終判断は個人にゆだねられることになるのだが、自分に必要なもの、自分に求められていることを見極める能力というのもなかなかに重要なのだ。それを鍛える方法は……などとしていればきりがないのだ。とりあえず出来そうなものから、というのも良い手であろう。


・投資、資産運用

 お金をただ貯蓄するよりも、一部を資産運用に回すことは老後においても有効な手である可能性が高い。いきなりNFTやら仮想通貨に手を出せというわけではない。まずはどんなものがあるのか。最近では新NISAもあって資産運用の基礎を教えてくれるサイトというものが増えている。国の記事であったり、三井など有名な企業が掲載しているものであれば簡単に基礎を学べる。18歳になれば口座を持ち、運用できるようになるのだ。今のうちに元手をためておくというのもいいかもしれない。投資の多くは指数的な増え方をする。長期的な資産運用であればあるほど、増え方も大きい。リスクマネジメントの勉強にもなるため、何かと役に立つものであると思う。


・アルバイト

 アルバイトはただの日銭稼ぎではない。この年齢で働く、ということを身をもって学び、稼ぐということを通じた社会の動き、職場での人間関係など、お金には変えられない様々な経験と知恵を学ぶことができる。また、給料を通じて一般的な相場であったりを学ぶと、経済的な見方が手に入る。将来人を雇う側になったときも、雇われる側の気持ちに共感できるか否かは信頼されるか否かに大きくかかわってくるだろう。


・自分磨き

 これはファッションではない。清潔感を保ち、相手に不快感を与えない身なりや言動を手に入れることは、対人関係でこれ以上ない効力を発揮する。外見以外にも、身のこなしや言葉遣い、思いやりもこのうちに入るだろう。一見磨くのが難しいものに見えるが、最初はお手本となる人や本などを見つけることや、恥を捨て人に聞くことも肝要である。


・ネットリテラシー

 最近では、就職時の判断にSNSのアカウントを探偵を用いて見られたり、ということがあるようだ。ネットは別物ではなく、もう一つの社会であるという認識をもって情報発信をするのがよいだろう。また、ビジネスのやり取りもメールやメッセージアプリを介して行われることが増えている。フォーマルな書き方を学ぶというのもまた重要かもしれない。


・自分の趣味

 ない方は見つけることから、ということになるが、例えば同じ趣味の人だとつい口も緩むというもの。人と有効な関係を築くためのはじめの一歩に趣味は非常に有効である。たとえ共通の趣味でなくても、ビジネスではないプライベートの話としての話題にもなるし、自分自身においても休日のリフレッシュの方法として何か持っておくと、ストレスをため込むことも少なくなるだろう。何もビジネスに役立つことだけがスキルではない。


身の回りに多くの機会があるがゆえにどれも手を出せないというのは幸せすぎる悩みである、食わず嫌いせずに何でも手を出してみると何かひょんなことで役に立つかもしれない。

 
 
 

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